4月、仕事終わりに。
クタクタな身体に心地よいほどの静かなトーン。何もせずぼーっとしている休日に、よくこの映画のことを思い出す。派手だったり、特別なことが起きなくても尊い、穏やかで静かな自分の時間を…
木々の緑が、とても優しく癒されました。風情があって押しつけがましくない
静かな嬉しさを持ち帰れる映画でした。
人に少しの優しさを配って、少し返してもらうようで。
構図はキマってるけど冗長に思える長…
この感想だけは誰にも共感されたくないくらい、仏語映画の中で一番しびれた作品。向かい合った二人の足元、Écoute とささやいたシュシュの声を合図に強くなっていく雨の音、このシーンの果てしない色気にぶ…
>>続きを読む感覚が研ぎ澄まされる映画。「名前」というキーワード。二人の周りの関係性を対比的に描いている。
人や物や出来事に関する「名前」は知識を持つという意味で知っていたほうが良い時もあるし、逆にそのもの自体…
たっぷりの木漏れ日に包まれるマインドフルな長い散策。
書きかけの結末は短編小説のようでした。
主人公は不眠症で、移民の建設作業員。
仕事仲間との関係は良好そう。一人マンションに帰ると"ここが俺の家…
とらわれたように歩く 眠る 時間感覚がずれていく 知らない道へ飛び込みたくなる
姉に漏らした疲れたという一言 空にしていく冷蔵庫 もう帰ってこないつもりなのではと ふとおもった
ルーマニア 移民…
久々にショット全振りした映画を観れて満足。冒頭で一瞬スマホが映る以外(ここも現代を意味する記号としてのみ処理される)全く2023年作と思えないのが良かった。
ガラスを隔てた光が反射/屈折して机を鈍…
このレビューはネタバレを含みます
名前のない世界…
冒頭から意図的に強調される緑、緑、緑。そして主人公のシュテファンは、自分の部屋からビルが建ち並ぶ景色を見て、まるでタイトル回収をするかのように「ここは自分の部屋だ」と呟きます。
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©︎ Quetzalcoatl