風が身体を通り抜け、自然に耳を傾けながら、夢と現実の間を歩いているような映画体験だった。スクリーンからマイナスイオンが放たれているような、澄んだショットの数々。特別な瞬間に立ち会ってしまった、忘れら…
>>続きを読むスープを配る眠れない男と蘚苔学者の出会い。
写真集のような美しいショットの連続と、心地よい環境音、繊細な言葉によって作られた、静かで豊かな映画。
ストーリーラインで語るよりも、映像を通して観客の…
言葉がわからなくなった朝、世界と一体化しているよう、動物になった気分、というセリフがすごく印象的だった。そのセリフ以降、動物のように観察しながらじっくり映画を観れた気がする。とにかく全てのカットが美…
>>続きを読むBunkamuraでバス・ドゥヴォス監督、リヨ・ゴンさんのQ&A付き『Here』観てきた。森のシーンの美しさ!雨のところの光とかすごくいい。
靴紐から雨、その後の映像の一連の流れがたまらなく好き!
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監督&リヨ・ゴンのトークイベント・サイン会付き上映に行けた!
・人物がシルエット化しているシーン全てに心を持っていかれた
・エンドロールが一番衝撃
・フリンジが美しい。どこのレンズ…?
・緑の描写…
登場人物が皆穏やかな話し方で、ちょっとした気遣いがあって、悪人も、声を荒げる人も登場しない。
移民をテーマにした映画にはあまり見られない穏やかで静かな時間が流れる。
「厳しい現実」のようなものは直…
メチャクチャよかった。今作と同時公開のやつでゴースト・トロピックの2作品ともいずれ劣らぬ素晴らしさで衝撃を受けた。バス・ドゥヴォス追っていかねば……となる出来。
とりわけ今作における心の交歓というべ…
この日、この場所での不思議な巡り合わせ。
そんな偶然が、冷蔵庫の残り物スープのささやかな共有から生まれ、重なっていく。
出稼ぎ建設労働者の短髪短パン男性と、蘚苔学者の中国系女性。
ふたりの存在はまる…
ベルギーのブリュッセルに住む建設労働者のシュテファン(シュテファン・ゴタ)の出自は明らかにされることはないが、おそらくルーマニアから賃金の高いベルギーに出稼ぎに来た労働移民であろう。東欧の若者が東…
>>続きを読む【コケのmousseまで】
動画版▼
https://www.youtube.com/watch?v=iSWfeEFcLDo
『ゴースト・トロピック』のバス・ドゥヴォス監督がついに日本に上陸した。…
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