ベルギーでの移民を巡る話で｢ゴースト・トロピック｣の後で見たので、すんなり入ってきたな〜😘
余計な説明は無いし静かで何が起こるでも無い日常が描かれる・・・😄
良かったのはルーマニアからベルギーへ出稼ぎに来てる労働者シュテファンが故郷に帰るからと冷蔵庫を空にするために友達に残り物でスープを作ってあげたりするんやけど、思わず｢そこ大事や‼️｣て納得してしまった😘
なかなか引っ越しで冷蔵庫を整理してる描写は無いし、何やったら、そのまま出て行くよな〜
もしかしてケリー・ライカートの様な女性監督かなと思ったら男性やったけど、多分、台所仕事が好きなんやろな〜☺️
そのルーマニアの若者は中国系ベルギー人の女性シュシュと知り合う・・・
シュシュは大学で教える苔の研究者や👩🏫
苔は胞子が雨や風等で飛ばされて繁殖が適度な場所で発芽して定着する🌳
人も、また誰しも異邦人や・・・
世界の中を胞子の様に漂いながら、たまたま落ち着いた場所に苔の様に定着する・・・
そして、そこが故郷になる🌲
冷蔵庫にある素材でスープを作って友達に配る関係も出てくるやろ・・・🍲
森と見上げる木立・・・
そして木漏れ日・・・
地面には物陰に隠れる様に静かに生える苔・・・
また顕微鏡から覗く苔・・・
そこには無限の宇宙がある・・・
果たして自分の居場所とは・・・
そして、シュテファンとシュシュの未来は・・・
とても詩的で繊細で映像が美しくて、何より食と身近な物への優しい視点が好き😻
いろいろと想像力を刺激されたな〜😊
