バス・ドゥヴォス監督作品①
まるでポエムのような作品。鳥のさえずり、風に揺れる草の音、森の中の木々と深い深い緑…。どうやらこの監督は人を癒すことが好きらしい。繊細で美しいその映像は観る者を魅了する。
移民労働者のシュテファンは、森を散歩中に苔類の研究者のシュシュと偶然出会う。彼女とは以前中華料理店で話したことがあった。彼女の苔の研究に興味を持つシュテファン。決して恋愛に発展するわけでもなく、友情でもなく、どちらかというと人間愛に近いかな。
とてつもなく癒された。ヒーリング効果のある映画。自分は人に疲れちゃう時あるので、大木の幹に抱きつくほうが人に話を聞いてもらうよりも心が解放される気がするし、海風に吹かれているほうが誰かのアドバイスを聞くよりもずっと心地良い。
シュテファンが友人達にお別れのプレゼントとして、冷蔵庫の残り物で作ったスープを配ってまわるトコ好き❤️いつか真似したい。