たっぷりの木漏れ日に包まれるマインドフルな長い散策。
書きかけの結末は短編小説のようでした。
主人公は不眠症で、移民の建設作業員。
仕事仲間との関係は良好そう。一人マンションに帰ると"ここが俺の家…
「ゴーストトロピック」と立て続けに鑑賞。
バカンスで母国に帰国するために冷蔵庫を空にする。スープを作って仲のいい人たちに分けて回る、ある日苔を研究する学者と森でバッタリ出会い…という感じ。
前作どう…
とらわれたように歩く 眠る 時間感覚がずれていく 知らない道へ飛び込みたくなる
姉に漏らした疲れたという一言 空にしていく冷蔵庫 もう帰ってこないつもりなのではと ふとおもった
ルーマニア 移民…
終始静かな作品で、寝不足も相まって何度もうとうとしてしまった。でも退屈とは違う、体の芯が緩んでいくような心地よい眠気で、身を任せることにした。
映画館を出るころにはすっかり元気に。雨に洗われた苔のよ…
久々にショット全振りした映画を観れて満足。冒頭で一瞬スマホが映る以外(ここも現代を意味する記号としてのみ処理される)全く2023年作と思えないのが良かった。
ガラスを隔てた光が反射/屈折して机を鈍…
話に大きな展開があるわけではないので途中で寝ちゃうのもこの作品の観賞方法としてはありだと思う🤗
割とぼんやり見てればいい、という感じの映像だし
あと鉄オタにはオススメできるかも
ベルギーは元々…
何も起こらない映画。ブリュッセル近郊のちょっとあくせくした風景に対比するような森の風景。そこで苔学者と出稼ぎ労働者の遭遇。シュテファンにとって彼の作るスープはブリュッセルに住む同じルーマニア出身者へ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
名前のない世界…
冒頭から意図的に強調される緑、緑、緑。そして主人公のシュテファンは、自分の部屋からビルが建ち並ぶ景色を見て、まるでタイトル回収をするかのように「ここは自分の部屋だ」と呟きます。
…
カラフルなスープが、緑色のスープになるまで。
不眠症の男と、スポットの当たらない苔学者。
偶然の出会いから、各々新しい趣を感じる探索。
たまにはささやかなことにも目を向け、楽しさを感じなきゃなっ…
©︎ Quetzalcoatl