【一言で言うと】
「祖国(ここ)ではない異国(どこか)へ」
[あらすじ]
ベルギーの首都ブリュッセルに住む建設労働者の男性シュテファンは、アパートを引き払って故郷ルーマニアに帰国するか悩んでいる。…
このレビューはネタバレを含みます
(別媒体から感想を転記)
2024/06/01
2月にBunkamuraル・シネマでかかってた時に鑑賞済みだけど、その後あれはなんて素敵な映画だったんだろうと何度も思い返す余韻の長い作品だったので…
知らないうちにポケットに入り込んだ芽吹かない種子のように、綿毛のように人から人へ渡る言葉と絆。実を結ぶか雨に流れるか、余白を返してくれるラストシーンがこの上ない心地よさだった。無数の細胞壁どうしの絆…
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鑑賞後、胸がマイナスイオンで満たされるような清々しい映画だった。
ある生徒が考えた『洪水に強い植物』。それは大地が水で覆われ根が腐ってしまっても茎や葉が水に運ばれて、たどり着いた川岸に根を下ろし、…
帰り道あたりを見渡してた 変に削れた地面、橋にできた影の形、チェック模様の座席の格子の中にはボーダーがあったり、何百回も通った場所であり下手したら前回以上座ったシートなのに何にも見てなかったことに気…
>>続きを読む2024-46
手作りスープを煮詰める時間って良いなぁ
映画として何か重要な意味を持つわけではないけど、慎ましいコミュニケーションが交わされていて落ち着く
冷蔵庫を片付けないとだからって作ったスープ…
先週につづき、まったく分かりやすくないのに観ていると引き込まれるし、しっかり見ごたえもあるし、画面に映る光景の美しさや力強さが格別な物語を観ました
どういう話かと言えば、かりそめにすれ違った男女が森…
©︎ Quetzalcoatl