戦後、樺太に取り残され、謂れのない罪によって逮捕され、“史上最悪”と悪名⾼いスターリンの政治犯強制収容所にたった 1 ⼈の⽇本⼈として放り込まれた阿彦哲郎が、「⽇本に帰って家族に会いたい」という思いだけを胸に、⽣き抜いて収容所から釈放されるまでを描く。「阿彦哲郎は⽇本とカザフ友好の礎」と捉えるカザフスタン政府が、制作費 300 万ドル・製作期間 3 年・3,000 ⼈のスタッフをつぎ込んで完成させた歴史⼤作。主演にはキックボクサーで KNOCKOUT RED フェザー級王者の⼩笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)を抜擢。寡黙な役柄ながら、収容所の過酷な労働に打ち克った阿彦の⼼と体を、その鍛え抜いた⾁体に語らせるかのように熱演。映画初主演とは思えない圧倒的な存在感を⾒せた。
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