恋恋風塵(れんれんふうじん)の作品情報・感想・評価

『恋恋風塵(れんれんふうじん)』に投稿された感想・評価

saeko

saekoの感想・評価

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電車がトンネル抜けてくシーンはペパーミントキャンディーのオマージュなのかしら。
Atsuya

Atsuyaの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

辛いし、救いがない。けどそれが、現実なのか。この映画の中で、何か一つでも良いことが起こっただろうか?仕事場では邪険に扱われ、バイクは奪われ、トラウマが原因で気絶し、やっと一緒になれそうかと思ったら兵役。何故こうも暗い現実ばかり描くのだろう。

鑑賞者にとっての救いは、ホンがとても健気で可愛いところ。暗い場面ばかりなのに、あの笑顔にやられてしまう。しばらく記憶に残りそうなくらい素敵。

奥行きを捉える画面に目を奪われることが多かった。奥にいる人々を背景に、手前でメインの登場人物が動く風景は、日常の風景として理解しやすい。それがどれもグッとくる構図で、高低差のある九份の町の面白さを楽しめる。

中国語字幕で見たのだけれど、台湾語と中国語の違いが気になって全然集中できなかった。前向きに捉えるなら、中国語に少し慣れてきたということ…?今となっては簡単な挨拶として使われている(らしい)リチャバボエ(お腹空いてる?)が、本来の意味で沢山聞けるのには興奮した。
RRR

RRRの感想・評価

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台湾ニューシネマの味わい方を知らないので先輩レビュアーのレビューを参照しながら味わってる


長回しが多い


電車に乗る前後でアワンの鞄の色が変わった気がしたんだけど気のせい?
アンナ

アンナの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

終戦直後の子供はあいうえおからやり直し

わかるよ、わかるけどそうじゃないんだよな....!涙という気持ちがずっと続く
なんで?と一瞬思うけど、バイク盗むの監視させられて、止めたら弁償代の一部払わされてってけっこう最悪だし、その時は仕方ないとおもっても後からふつふつ無理になるやろなと思うので納得
   素晴らしすぎる!
なんて哀愁深い映画なんですか!!!

1960年代の台湾。山村に住む若い幼なじみの男女とそこに生きる人々を描いたドラマ。

オープニングの電車がトンネルを抜けていくショットを観て、この映画は直感的に素晴らしい映画だと感じました。

その後も男女のドラマを遠くから客観的に描きつつも、ノスタルジックな映像に心を奪われていました。

やはりホウ・シャオシェン監督は『冬冬の夏休み』でも客観的にロングショットで撮影しながらも、そこに生きる子どもたちを温かく見守るように撮ってますね。
『恋恋風塵』でも若者たちをそのように描いている。

何の変哲もない日常が、こんなに鮮やかに描けるのが凄いです!しかもこの男女はお互いを想っているのに恋愛描写がないのです。なのに安心してみれる。
ラストは悲しいですが…。

やはりホウ・シャオシェンは好きな監督です。
ホウ・シャオシェンの青春4部作の最後はしょっぱかった。炭鉱の村の幼なじみの淡い恋。タイトルは『手紙』でもよいような。台北に働きに出て兵役に就いて、起伏なく描かれているけれど、純情な二人には村を出ることだって、勇気の要ることだった。刺激のある映画は現実には体験できない感動を得られるが、こういう静かな日常を淡々と撮る作品を最近は好んで観たいと思う。郷愁なのかな、とも思う。故郷もないのに。ゆっくりと時間が進んで、小さなことに一喜一憂した時代への郷愁。そんな時代は生まれてからなかったはずなのに、今をまるで仮の姿に思える、置き去りにしてきた思い。1960年代の台湾、異国なのに懐かしい。

主演のアワンの口数の少なさは手紙になると多弁になる。ここでもトリュフォーの『大人はわかってくれない』のアントワーヌを思い出した。直接口にできない思いを文字にしたため、文学に浸り、夢想する。

女性はここぞという時に言葉がほしい。形にしてほしい。奥ゆかしいアフンが勇気を絞って気持ちを形にしても、アワンは一歩を踏み出せない。少女のままのアフンの清らかさはアワンにとってそのままにしておきたい永遠の人。壊したくない幼なじみの妹のような存在。ずっと平行線。

時々流れる音楽は沈黙する二人の隙間を埋める短調。沈黙の余韻で、アフンは失望し、アワンは変わらないことに安堵する。

登場人物がまるでドキュメンタリーみたいに自然な演技だった。昔こういうおじいちゃん町のあちこちにいたなって思い出した。戸口に座って道行く人に大きな声で話しかけていて。とっくに息子の代なのにいちばん強くて声が大きい。ランニング姿で歩いてた。
素人かもと思ったアワンのおじいちゃんは人形劇の人間国宝級名人だった。どうりで自然な演技と話し方だった。

沈黙の余韻。飲み込んだ言葉の数だけ余韻が続く。


広場にシーツを張って村で映画会を開く。ストライキする父親たちにオーナーは停電させて仕返しする。映画もいいところで終わってしまう。
炭鉱に続く引き込み線は廃線のようだった。
若者は台北へ行き、時間は止まらない。
良き幸せな時間は風とともに散っていく。
郷愁だけが時間を止めて。


📖ビン南語

台湾の言葉はこんなに柔らかかっただろうか。イントネーションが少なくもそもそ発音する平坦な日本語みたいで、意味はわからないのに、表現の仕方も、何もかも異国に思えない。何作か台湾映画を観ているのに、初めての印象。気になって調べたら、内戦で中国本土から台湾に移住した人々(外省人)とそれ以前から台湾に住んでいた人々(本省人)は日常で使う言葉(中国本土南部の言葉、ビン南語)が違い、日本語の発音に近いそう。外省人のホウ・シャオシェン監督は初めて本省人の言葉(ビン南語)で本作を作ったという。日本語の特徴でもあるオノマトペも使われていて、故郷への恋しさが募った。
ふかい

ふかいの感想・評価

3.4
防水時計、ライター、電車などの要素一つ一つは悪くないが全体として捉えた時にあまりにも単調。歪曲したスクリーンでの映画野外鑑賞会のシーンと、ブラウスを脱ぐシーンの緊張感は素晴らしい。

このレビューはネタバレを含みます

手紙が宛先人不明で帰ってくると思ったら、兵役行ってる間に郵便配達員と結婚しているなんて、そりゃ号泣するよ。
belair

belairの感想・評価

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甘酸っぱいなんて感じさせてもくれない2人の関係、だからこそあの感情を爆発させるシーンがすごく意味のあるものだった
あっけない感じで少し拍子抜けしてしまったけどある意味リアルで、台湾のノスタルジーな街並みを見てるだけでも心地良い
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