引き込まれる冒頭。
トンネルを抜けた先の景色。電車の中の2人のショットに映る。関係を1ショットで言葉なしに説明。セットアップ完了みたいなところ。
ゆったり進みながらも、狙うところは狙って。
階段途…
とっても良い映画だった。とにかく画が抜群だし、要所要所で流れる音楽もストーリーと深く共鳴してた。主要キャラクター2人の恋は確かに切ないんだけど、別にドラマチックというほどではない。まぁそんなこともあ…
>>続きを読む冒頭のトンネルのカットとその後の男女のカットは、カメラの位置は反対になり、男女の立ち位置も反対になる。この「すれ違い」は、駅のホームの横から撮られたシーンとも繋がり、彼は去っていく。生家に戻った場面…
>>続きを読む侯孝賢やエドワードヤンが描く戦後の台湾は基本的に貧しく、無邪気な少年だった主人公は高校生くらいの頃から思春期の鬱屈感や社会の不透明さや貧しさから怠惰な毎日と暴力的な人間関係にはまり込み、肉親を悲しま…
>>続きを読むファーストショットがまずいい
トンネルや電車、ロングショットが、彼らが存在する台湾を取り巻く社会的状況と密接にリンクしている
時折まざるあざといハンディショットが効果的に働いているのかどうか分からな…
構図と光が全編完璧でカットが変わる度に溜息が出た。映画同様に寡黙な2人の透明感。田舎の家族の足型を元に靴買うとこ健気で泣けるし、デート中にバイク盗まれるとこの反応が切ない。同期の飲み会の雰囲気も好き…
>>続きを読む【ふたりの恋は風に舞う塵のように】
洋題は『Dust in the Wind』。
少年アワンが家計を助けるため中卒と同時に台北に出て働きながら学校に通い、幼なじみの少女アフンも追うように台北にや…
©CENTRAL MOTION PICTURE CORPORATION 1987