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恋恋風塵(れんれんふうじん)のMOTOのレビュー・感想・評価

4.5
映画館に行けない日々が続くのでアマプラで『恋恋風塵デジタルリマスター版』を鑑賞。

台湾かまだ貧しかった時代、就職して台北に出てきた若者たちを描く青春譚。

若い二人の台詞は少ないけど言葉以上に雄弁な視線、一昔前の正統派アイドルのようなヒロインの可愛さ、良い意味でも悪い意味でも家族や田舎のねちっこさを感じさせる爺ちゃんの演技の上手さ、観光地化する前の九份十份の光景、シーンが変わる前に入るギターの響き、そして青春の健気さと惨めさ。

身悶えするほど全てのシーンが切なくて苦い映画でした。傑作。
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