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男の世界のseapony3000のレビュー・感想・評価

男の世界(1971年製作の映画)
4.0
きゃーなにこのへんな映画は。斎藤耕一原作×長谷部の謎すぎるマリアージュ失敗。だけどこの変な感じがダイニチの素晴らしさ。カナダからどうやら帰国の裕次郎をとりまく仲間たちのホモソに、敵役の内田良平組もがっちりホモソ。若いやつ入れとくかとばかりに沖雅也と鳥居恵子カップル。なんか秀治が悪いやつだったっぽいが、で、なんで帰国したんだっけ裕次郎。ギターやピアノの弾き語り。サングラスのピアノ弾きはチコローランド。すべてが生ぬるいんだけど雰囲気は抜群。斎藤耕一の世界によくつきあった長谷部監督。裕次郎帰ってくるんでみんなして集まる予感のオープニング最高。洒落た旅行代理店の菅原謙次、クラブ経営の小高さん、ヨット設計の民夫に、ガンショップ経営の二瓶さん、ボクシングジムは武藤さん、洗車の杉山さん。とにかく洒落とる。前髪おろした刑事の宍戸錠はトレンチにタータンチェックのマフラー。シリアスなのかコメディなのかもよくわからずとにかくフワッとしている。雰囲気押しで参りました。
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