チキンを食べたい少女が、チキンを探すほのぼのムービー
かと思っていた。観るまでは。
独特なタッチで描くアート性高めのアニメーション。吹き替え声優も俳優たちだが、演技が上手いのでいい感じ。
ストーリーは、父のおもかげ残るレシピの再現のために、ストライキによって販売されないチキンを探し求め、軽犯罪を繰り返しながら結末に向かっていくドタバタストーリー。
破天荒なストーリーが無性に合わない人もいるだろう。リンダの「チキンが食べたい」わがままも「1日我慢してよ」と思わずにはいられない。
映画だから。と言えばそれまでだが、日本の感性とは少し離れたフランス感覚を味わった。