このレビューはネタバレを含みます
主演のアンソニー・ホプキンスを途中まで忘れるぐらい、若い頃を演じるジョニー・フリンが無双してる(言い過ぎか?)映画。
長い目で見れば一人を救うということは何千人をも救うということであり、逆もまた然りである。
アンソニー・ホプキンスの思念はこのように、救えなかった人達でいっぱいである。
つまりは損失を過大に見積もってる。
しかし、生存した人達のその後の人生まで考える隙間もなかったアンソニー・ホプキンスに、ラストでは彼らとの再会が待っている。
「人生は続いてく、だから下を向く必要はない、あなたは素晴らしいことをしたんだ」
と、彼らに混ざって関係ない私が言ってあげたくなるぐらい、ナチスの非道さと命の大切さを再認識できる映画となっております。
それではこの辺で、お後がよろしいようで、