Netflix配信のスタローンのドキュメンタリー。
スタローンが内省的でメチャクチャ優しいのがよくわかります。
「ロッキー」で名を上げて「ランボー」以降からアクションスターとしてシュワルツェネッガーと競い合い、コメディ適正の無さでシュワちゃんと差をつけらてラジー賞の常連に。
「ロッキー ザファイナル」や「エクスペンダブルズ」で再評価とスタローンの映画人生を振り返ります。
最近配信されたシュワルツェネッガーのドキュメンタリーとセットで観るのも良いと思います。
2人とも厳格を通り越した毒父親からの虐待に近い扱いとスティーブ・リーブスの「ヘラクレス」を見て人生が変わった所が似ています。
スライは脚本を書く事に、シュワはボディービルへの傾倒で自己表現をしていたのでしょう。
スタローンはいくつもの悲劇を経験しているからか優しいというか度量がある様に見えますし意外と言って失礼ですが知的に見えます。
まあオーソン・ウェルズ以来のアカデミー賞主演、脚本同時ノミネートですしね。
それに対してエゴの塊の様なシュワも良い。
今作でも少しの登場でしたが「刑事ジョー ママにお手上げ」の主演を上手くスタローンに受けさせ悲惨な目に合わせた鬼畜エピソードを楽しそうに語っていました。
ロッキー=スタローンなのは自明の理ですが、ロッキーの様な父親になりたかった、ロッキーの様な父親が欲しかったと吐露する場面はグッときます。
これは「ロッキー5」再評価あるか?