スタローンやシュワルツェネッガーの全盛期(80’s)ストライク世代としては、本作でプレイバックされる懐かしい作品の数々に、自分の少年時代もオーバーラップして感慨深いものがある。
シュワちゃんのポジティブな印象とは対照的に、どこか影のある寂しげなスタローンの雰囲気に惹かれたものだが、その背景が語られている興味深いドキュメントになっている。
そして、人生観や葛藤などをアクション映画というフォーマットの中で表現するスタローンは、チャップリンやキートン同様、アーティストであると確認できる。
シュワルツェネッガーのドキュメンタリー「アーノルド」と併せて観ると、
スタローンとシュワルツェネッガー の2人が少年時代に似た様な影を背負っていることが分かり、より楽しめる。
「希望を売るのが俺の仕事だ」