ミサホ

インファナル・アフェア 4Kのミサホのレビュー・感想・評価

インファナル・アフェア 4K(2002年製作の映画)
4.3
伝説…そして奇跡の、と噂の三部作が、シネマート心斎橋で上映されるって知ってから、胸がドキドキするくらい楽しみにしてました。

タイトルは知っていたので、昔観たかなと思っていたけれど、どうやら観ていなかったみたい。日本リメイクの『ダブルフェイス』は観たの覚えてる。米リメイクも観た。ん…どういうことや、オリジナル観てないとは⁈

…ということで、
シネマートさん、ありがとう。

マフィアのボスは、丸っこくて可愛いサム。身長も見た感じ150㌢くらいしかなさそうだし、声も高いから、えーっ、この人がボス⁈と思ったけど、なんのなんの!めちゃ怖いし、頭切れるし、ハマってた。

そんなサムに、もう数年仕えているヤン(トニー・レオン)。警察学校でその優秀さ(実はそれだけではない)を買われて“潜入”に。

一方、マフィアの門下生であるラウ(アンディ・ラウ)は警察組織へ潜入した。若き日のヤンとラウは別の役者が演じてる。若きラウを演じたエディソン・チャンは懐かしかったな。それにケリー・チャンも!

…にしても、マフィアへの潜入は怖いよね。まあ、警察が潜入するのって犯罪組織しかないだろうから、なんにしろ怖いか。

本作の魅力はその秀逸な脚本と脇役含めての役者の演技。サムもいいけれど、警察に潜入したラウの上司ウォン警視(アンソニー・ウォン)もいい。人肉饅頭の殺人鬼役の人なんだね。

マフィアと警察、それぞれに潜入した二人。身分を明かせない立場にいるけれど、二人にはそれぞれ心安らげる場所もある。しかし、その安らぎは束の間だ。それが切ないなあ。

あの有名な屋上のシーン。どうやってあのシーンに辿り着くのだろう…と思ってたけど、冒頭のあれが伏線になってたとは!

面白かった。
DVD📀欲しい。
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