ミサホ

インファナル・アフェアIII 終極無間 4Kのミサホのレビュー・感想・評価

4.2
三部作の最後を飾る“終極無間”をいそいそと、そしてワクワクで観てきました。シネマートさん、もう一度申し上げます。ありがとうございました。楽しかったです。

さて、最終章は、再び潜入後のヤンとラウ。つまり、トニー・レオンとアンディ・ラウの登場です。

彼ら二人の生き様と運命、そして今回、ラウは、内務調査官としての仕事を通して過去を精算する…みたいな感じか。曖昧でごめんなさい。

ちょっと途中ウトウトしてしまったのは痛恨の極み…。話が飛んでしまっている。

今回もサムの豪快な高笑いが聞けた!手下のキョンが「その笑いにはどんな意味が⁈」て言うのがおもしろい。それ、こっちも聞きたい。

取り引きを成立させるために、あるいは相手の信頼を得るために、サムにはサムのやり方がある。それがエグい。ヤンにとってはとばっちりだけど。

運命によって人は変えられるけど、人は運命を変えられない…みたいな台詞があった。二人が交錯する人生はまさに運命。劇的なようだけど、運命って何も映画の中だけのものではないのだよね。

出来事が劇的であればあるほど、運命という言葉が浮き上がってきて、なんかキラキラするけど、運命と名付けてもいいようなことは、気付かないうちに結構あるのかも知れない。ほら、横にいる人との出会いとか。

ま、運命言うと大袈裟になるけどね。
宇宙的な感じがして。

この三部作…良かったな。
今作での中心人物だったヨン警視は、谷原章介によく似ていて、得体の知れない、腹の内が読めない絶妙な役どころを上手く演じてた。

そして、トニー・レオンの最後のウインクには、年甲斐もなくキュンと致しました。
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