4KのIを観た後、IIを家で。
で、なんとしても上映期間中にIIIを映画館で観たくて都合つけて行ってきた。
複雑さが心地いい映画ってそうそう無い。複雑になってるのは、話の時間軸がIの事件の前に行ったり後に行ったり、現在になったりするから。そこに怪しい人物が出てきて、観る方を混乱させる…。
じゃあ話を前後させなくて、過去から現在、未来にまっすぐ進むストーリーならどうだったんだろう…と、誰かと議論したいけどそんなややこしい話できる人がおらず。
今回すごいなと思ったのは、ラウがシェンを尾行して、シェンの足音が"ある事"の音にすり替わった時。映画館の音響だから際立っていて気づいたこと。
このIIIはラウの苦悩の物語。善人になりたいと思い詰め、ヤンを羨むあまりあんなことに。悲しかった。
そしてこの作品のテーマになっている無間道。この仏教的テーマが無くなるハリウッドリメイクは成り立たないと思う。
