【応援したい映画】
発達障害でもアスペルガー傾向じゃなくても、思い付いたことが思考のフィルターを通さず、次々と口から突いて出る人はかなりいる。
先般、ある女性の知り合いからLINEが来た。
とある駅で通勤に使っている電車に飛び込んだ人がいて運行停止になっているというX(前のTwitter)を貼り付けて、自分が立ち往生して何処ぞで夕飯を食べているということが書かれていた。
僕は、誰かが亡くなられたんだろうねと返信したのだが、すぐに「絶賛被害被り中!」と反応があった。
僕は、理由はどうあれ、誰かが自死されて亡くなられたのに、こんなことを書くのかと驚いた。
彼女は、彼女の置かれた状況に僕が同情することを期待したのだと思うが、僕は返信しなかった。
万が一にでも、そんなこと言うもんじゃないなんて助言でもしようものなら、言い訳と自己正当化の文章が洪水のように送られてくると考えたからだ。
こんな人は自分の周りに結構いて、良い大学は出て、資格試験もそれなりにパスしていて、でも、人間性がどこか欠落していて、仕事も周りを観察してペースを合わせたり、丁寧さに欠けたり、まあ、とにかく自分本位の人だ。
やれやれだ。
この映画「99%、いつも曇り」は応援したくなる作品だ。
アスペルガー傾向の人のこの世界の生きづらさはもとより、残りの1%は快晴なのだと思わせてくれる。
もう少し快晴が増えると良いなと思わせてくれる。
あと、大地役の二階堂さん最高だった。本当に良い役者さんだと思う。