一花

99%、いつも曇りの一花のレビュー・感想・評価

99%、いつも曇り(2023年製作の映画)
4.3
自身も発達障害をもつ監督さんが、アスペルガー傾向に悩む45歳女性の「子供つくるか問題」をどまんなかで扱った意欲作で、めちゃくちゃリアルで、感情移入しまくって、最後めっちゃ泣けたぁ〜、、

主人公が「一葉さん」って名前なのと、いま私が目指してる髪型そのものだ!という理由だけで、あまり前情報もなく衝動的に観に行ったんですが、大正解でした。

「子供を持たない」という夫婦の選択って、いまの世の中においてはまだまだ風当たりも強いし、自分ひとりでなく夫婦で選択するって大変なことなんだろうと思う。
その選択において、ちゃんと目の前のパートナーと向き合っていくことがどれだけ難しくて、どれだけ大切なことか。
発達障害というハードルがあってもなくても、40代半ばという絶妙なお年頃の女性が抱えるリアリティをよくぞ描いてくれました!ブラボー!と思う展開だった。
最後ちゃんと幸せに終わるのも良かった。嬉しかった。
一花

一花