当事者として私はこの痛みを知っている
答えなんてない事もわかっている
それでも自分で何かの答えを得なければいられないのもわかっている
だからこそ、これぞフィクションという感じの、完全なる幸せという感じの、安っぽい大円団じゃなくて良かったと心から思う
これを作った人は知っている
この痛みを心から知っている
そういう人でないと作ってはいけなかった、そういう人じゃないと作れなかった、奇跡のようなものを見せてもらった
この映画を見ている何処かの誰かが、自分を許す事が出来ますように
それでも生きていていいんだと、ほんの少しでも思う事が出来ているように
そんな人たちの居場所がどうかなくなりませんように