映画館でレストア版の予告を見て、久しぶりに見たくなりました。
正直、最近の映画を見慣れていると、この映画のどこが当時そこまで衝撃だったのかというのが分からなくなりますが、スタジオ撮影が主流の時代にカメラを手に街へ出たことは、絵画でいうところの印象派が出てきたくらいの衝撃だったのかなぁと。
(印象派も、結局はチューブ入り絵の具の発明で、屋外製作が可能になったことがその誕生の背景にあったみたいですし)
内容的には、アメリカンノワール映画ファンが作ったような内容で、追い詰められる男の逃避行みたいな感じでした。
ラストの方の撃たれたあと、街中を縦方向にフラフラと歩いていくシーンが印象的で、ちょっと前にみた「灰とダイヤモンド」の横方向の動きと比較すると面白いかなぁとか思いました。
あと、予告編でも流れていた音楽がかっこ良くて、あれも印象に残って好きです。