tarako

勝手にしやがれのtarakoのレビュー・感想・評価

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)
2.5
衝動的な男と理性的な女、フランス人とアメリカ人。
よく恋愛において男は理屈で女は感情というステレオタイプがあるが、人生や死という深い面においてそれが全く逆であるように感じた。
パトリックがハンフリー・ボガード好きのミシェルにイングリッドと呼んでと言ったのは、カサブランカのイングリッド・バーグマンから来てるのか、それならカサブランカの内容も関係ありそうに思う。
基本的に両者ともに言葉が軽いけど、パトリックは一時的な関係であると思っている為で、ミシェルはそもそも刹那的に生きているから。その違いは丸きり考え方の違いとして死を考えるか、考えないかのテーマが現れている。中々理解するのが難しい映画だったが、面白かった。
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