吉良吉影

勝手にしやがれの吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ヌーヴェルバーグ。まさに本物の日常を切り抜いたような作品だった。隠しカメラでロケ地を撮影していたとは、一般の人もまさか自分が名作に映るとは1ミリも思わないだろう。ジャンピング・カットのよう独特な撮影方法を試みるところも、それ以降の映画界に大きく影響していたことが分かった。

確かにおしゃれな映画だが、ミシェルがパトリシアに「一緒に寝よう」としつこく言うシーンが長く撮られてるので、めんどくさい奴だなと感じた。パトリシアもこの身勝手な男の何処がいいのかと疑問に思ったが、最終的には裏切る決断に出た。

ミシェルの死に際の撃たれて街中をトコトコ歩いて倒れるシーンや二人のなんてこともない会話などが良かったが、お子様の自分にはゴダール作品は難しく感じた。
吉良吉影

吉良吉影