このレビューはネタバレを含みます
トレスポっぽい
サンにも恋してるの最後まで気づかなかった
無精のモチーフがなんなのかわからねぇ
銃を手に入れて、部屋で踊ってるシーンがタクシードライバーの鏡前っぽくもあるし、トレインスポッティングの薬抜きっぽくあってとてもカッコよかった
実際に撃ちに行って汗ダラダラのシーンもカッコよかった
チャウの手術が成功して臓器提供の話が無しになったとき、ペンが笑顔で涙を流していた。その顔は喜びと哀しみが入り混じっているように感じた。いままでは愛し合っているならば自分が死ぬとしてもチャウが生きのびたことを100%喜ぶべきだと考えていたが、このシーンを見て、自分が死ぬ哀しみを抱きながらもそれを乗り越えることが出来るのが愛なのかもしれないと思った。
あのピチTを着こなせる人なかなかいない
どうしてロンを守ってやるのか。ロンはアホじゃないか。だからどうした。ロンは使えないじゃないか。だからどうした。ロンは迷惑をかけてくるじゃないか。だからどうした。全体を通してチャウは合理的に行動していない。ロンの面倒を見てやるのだって、先の短いペンとつるんでいるのだって、仕事として受けた殺しを直前で投げ出すのだってそうだ。でも、この合理的な理由たちを"だからどうした"という姿勢で行動しているのが信頼できる。チャウの雇い主のように人間を駒のように使うのに対して、チャウは仲間を取り換え不可能な存在として扱う。とても信頼できる人だと思う。
死が大きなテーマとしてあると感じたが、どのような捉え方をするべきか分からない。死を否定的に捉えて良いのか、肯定的に捉えて良いのか分からない。
人生はやり直せないと言うが、実際はリセット出来るというセリフは納得感があってとても好きだった。