腕

あいつの声の腕のレビュー・感想・評価

あいつの声(2007年製作の映画)
3.3
殺人の追憶、カエル少年失踪殺人事件、そして本作合わせて韓国3大未解決事件とされる。

誘拐された子どもはデブでブスだし、嫁はピーピーやかましいし、正直途中まではつまらないと思ってしまった。
でもやっぱりテンポは凄くいいし、犯人に振り回される様は観ていてもどかしい。

ただ、フィクションが過ぎるのでは?
国民的ニュースキャスターの子供が拉致されて嫁が走り回るってちょっと無理ありすぎる。
あと、警察の無能具合が異常。70何回も電話かかってきてて特定出来てないってカスすぎる。
おまけに拳銃持って犯人と同じ車に居たのに気が付いたら気絶してて丸裸にされてるって。

でも終盤、キリスト信者の嫁がうわ言言いながら聖書を破いてたり、結構エグめの犯行だったり、犯人との実際の音声が流れたり、いろいろ面白いところはある。

韓国3大未解決事件を実写化した中では一番フィクション感が強い。
観やすくはあるけどその分、色々な描写やわやわで正直犯人とか誰でもよかった感がありすぎて少し物足りなかった。
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