監督の意図で、
そこにただただ存在していてほしい。
主演のお二人の緊張感、直前の脚本の変更。
あの出演者であったから成り立っていたのか、佐渡という場所の神秘性から成り立っていたのか。
台詞が少なく、視線や仕草で紐解く物語は難解なパズルを一つづつはめているようで、全体を遠くから眺めれば完成図に辿り着けるのだろうかとぐるぐる考えていました。
生と死の隙間。
誰にでも訪れるであろう場所。
暖かく、ゆるゆると真綿で締め付けられるような緊張感に苛まれ続けていました。
佐渡の魅力が地元をよく知る人からすると『完全に伝えられてはいない』と言われましたが、それでも魅力的神秘的な吸い込まれるような空間でとても素晴らしかった。
佐渡に近いうちに行きたくなること、間違いなし。
