中庭

ネズミ捕りの男の中庭のレビュー・感想・評価

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)
2.6
短編4作の中で一番、演出の肉抜きが徹底されている。ほぼ骨格のみで全体を繋げ合わせたような映画の語りに容赦ない速度のカッティングがスリリングだし、レイフ・ファインズの突拍子もない動き(静止含め)が輪をかけて画面の凝視を許さない。スクリーンでお目にかかれる機会がほとんどないという条件は、ウェス・アンダーソン作品にどんな影響を及ぼすのか。
中庭

中庭