せーのん

西湖畔(せいこはん)に生きるのせーのんのレビュー・感想・評価

3.5
第36回東京国際映画祭 コンペティション部門作品。
冒頭の緑溢れる自然や茶畑のシーンから一転してマルチ商法にハマっていく母親のシーンがキツいです。
茶畑で働いていた母親が不当解雇にあい、職を失い友人に誘われるがままマルチ商法に手を染めていく。
訝しさを感じつつも洗脳されていき自分を変えるには、これしかないと思い込み深みに嵌っていく。
マルチ商法の集会のシーンがリアルすぎて見ていて怖くなります。
マルチ商法の闇に落ちてしまった母親を救い出そうとする息子の姿が見ていて辛いです。
ラストシーンの故郷の風景が親子にとっての明るい光のようにも見えました。
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