もちお

続・猿の惑星のもちおのネタバレレビュー・内容・結末

続・猿の惑星(1970年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 初鑑賞です。
 字幕版です。
 シリーズ1作目から順番に観ています。

 本作ですが、好きなところもあります。
 ただ、気になったところが多めです。

①良かったところ
・ゴリラたち
 1作目よりもゴリラたちが目立っていた印象です。
 序盤の演説が好戦的で怖かったです。
 そして、訓練シーン。
 人間たちを利用しているところが恐ろしいものの、ゴリラたちが様々な動きをしているのは画として面白かったです。

・ゴリラを出し抜くジーラ
 ブレントとノバを助けるため、彼らが「貴重な標本になる」と嘘を言ったり、2重に鍵をかけると見せかけて解錠するシーンが良かったです。
 力ではなく、頭で対抗するところが面白かったです。

②気になったところ
・テイラーとブレントの顔が似ている
 劇中でも似ていると指摘されていたので、あえてだとは思います。
 ただ、個人的には混乱するので苦手でした。
 特にブレントの初登場シーンで困惑しました。

・ブレントが「ここは地球」と気づく展開
 ブレントとテイラーは別人なので、改めて気づくシーンを描く必要性は分かります。
 ただ、どうしても自由の女神の衝撃と比べてしまって、何とも言えない気持ちになりました。
 テイラーとブレントが似ていることもあって、「またですか……」と思ってしまいました。

・超能力者たち
 好きなところもあります。
 素顔が明らかになるシーンで驚きましたし、能力描写も興味深かったです。
 ただ、あっさり戦いを諦めるのはモヤモヤしました。
 ブレントにしたのと同じように、猿たちに不快な音を聴かせたり、仲間同士で戦わせることはできなかったのかなと。
 足場があると誤解させて崖から落としたりと、できることはあるように思いました。
 すぐ核兵器に頼るのは気になりました。

・牢屋が開いたのに、もう1回閉まる
 テイラーとブレントを戦わせていた人が牢屋で死亡しました。
 この時は扉が開いていたのに、また閉まるのは謎でした。
 逃げ出すために改めて鍵を開けようとするのは、どうなのかなと。

・ノバ
 「テイラー」と呼ぶシーンが良かったです。
 遂にということで印象に残りました。
 ただ、従順すぎないかなと。
 1作目から少し気になっていましたが、2作続くとモヤモヤが増しました。
 テイラーやブレントにとって都合が良すぎるキャラクターに見えました。
 黙って付いてくる姿に違和感を覚えました。

・最後はナレーション
 地球滅亡エンド自体は衝撃的で良かったです。
 ただ、ナレーションが説明的でした。
 また、信仰対象のミサイルが倒れていましたが、あの状態で発射ができるのかも疑問でした。

③まとめ
 気になったところもありますが、好きなところもあります。
 観て良かったです🙇‍♂️
もちお

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