ざまんごー

マディーナのざまんごーのネタバレレビュー・内容・結末

マディーナ(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

東京国際映画祭で鑑賞。

シングルマザーのマディーナ、少し不安定なところのある弟、その他カザフスタンの家庭や女性を取り巻く環境をリアルに映し出した物語。
こういう普段観れない国の映画を観られることは良かった。が、全体的な印象としては、見せ方として少し単調だった印象。

登場する男性が皆粗暴だった。ご近所の彼は優しそうだったけれど。その辺りは中央アジアのリアルなんだろうか。やっぱり女は下に見られる存在という、カザフスタンでの女性の立場の弱さが随所に現されていた。

最後に弟の仇を取る場面、スカッとした。
その後の解放された様に水中を揺蕩うシーンも印象的。映画に出てくる男性達に振り回されて?ばかりだったからここで彼女の強さを表してくれた。
その後の展開は少し安易だった様な気もするけど、希望が見えて良かった。

舞台挨拶で監督、マディーナ役のマディーナさん、パキスタン人のプロデューサーさんの話が聞けたのは良かった。マディーナさん、めっちゃキレイだった!!
彼女のパーソナルなストーリーがベースになってる物語だと聞いて、よりリアリティが増した。
「水」を使う事でマディーナの心情を表してるという話も興味深かった。

そしておばあちゃん役の人(亡くなってしまったよう)が、演技初挑戦?との事で驚いた。要所要所で凄くいい味を出していて映画にリアリティを与えていた。
ざまんごー

ざまんごー