せーのん

マリアのせーのんのレビュー・感想・評価

マリア(2023年製作の映画)
3.6
第36回東京国際映画祭 アジアの未来部門作品。
ネット社会における映像の流出、ひとりの女優の失踪、その謎を追う映画監督…。
事件の真相を求めてミステリー・タッチで描かれる緊迫のイラン作品。

主人公の男性が結婚式へ向かう途中、転落してきた女性を轢いてしまう。
何故転落したのかを主人公が真相を追い求めていく物語。
ただ巻き込まれただけだと思っていた主人公が真相を追い求めるうちに自分にも深く関わっていると気づく。
ネットでの映像流出やイラン社会における女性への抑圧、民族問題などが絡み考えさせられます。
最初から最後まで適度な緊迫感があり見応えがある映画でした。
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