アカデミー賞ノミネート作品のショートフィルム、さすがだった。惹きつけられた。
主人公の男性が、どん底に堕ちる、とあったけれど、どんな事が起こるのかビクビクしてたら、私には想像できないほどの悲しみが一瞬にして彼を飲み込んだ。
現実逃避をするために選んだドライバーの仕事、毎日いろんな乗客の話を聞きながら、彼は何を思うのか。娘が生きていたらこの歳くらいなのかな、喧嘩する夫婦を見て、喧嘩ができることすらの尊ささえも、感じてそうだな、と、今作を観て色んな考えが人それぞれあるのかなと感じた。
ラスト、逃げ続けた悲しみを受け入れた瞬間の彼の表情ひとつひとつに胸がキュッとなった。空を見上げ、彼は何を思ったのか。この長さでちょうど良い。いろんな解釈ができるから。鑑賞後は余韻にひたひた、みなさんのFilmarksを読んで泣きました😔
