ざまんごー

レッドライフのざまんごーのネタバレレビュー・内容・結末

レッドライフ(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃヒリヒリする映画だった。
観終わってもしばらく色々考えてしまい余韻が残ってしまう映画。
本当に救いが無い。けどそれがタイの若者のリアルなのかもしれない。

それぞれの登場人物が持つ孤独、誰かを求める気持ち、そしてそれが空回りしてしまう様。なんでこんなに全てがうまく行かないんだろう。
皆同じ気持ちを持っているのに。
同じ様に救われたいだけなのに。

なかなかヒリヒリする。
皆ある意味純粋で、悲しみの中にふと確かに心を通わせられていた瞬間があったのに、ボタンのかけ違いで離れていって。

けど本当に、タイの路地裏でこういう事って日常茶飯事なのかもしれない。タイだけに限らずだけども。東南アジアは特に持つ者持たざる者の格差が半端ないから、特に思春期だと色々辛いものがありそう。

ラストシーンはせめてもの救いなのかな。救いであって欲しい。

エンドロールの、登場人物達が1人1人観覧車のBOXに入ってただ流されていく演出が秀逸だと思う。
ざまんごー

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