dm10forever

シャクラのdm10foreverのレビュー・感想・評価

シャクラ(2023年製作の映画)
4.3
【好きが詰まった一本】

正月早々の残業仕事にもようやく先が見えてきて、更に明日には実家に年末年始で帰省していた家族も帰ってくるので、今のうちに気兼ねなく「YOASOBI満喫」しておきましょう!と、多少帰りが遅くなっても気にならないdmはレイトショーでも躊躇いなくポチっとな。

今作はみんな大好きドニー・イエン師匠の最新作です。
元々は中華圏では繰り返しドラマや映画として映像化がされていた金庸の『天龍八部』という長編武侠小説の映画化とのこと。

これはね~結論から言うと「面白い!」

・・・そう、面白いんだけど、出だしからバンバン馴染みのない「昔の中国の地名」や「馴染みのない組織名」など、とにかく「読めない漢字」のオンパレードで、多分相当の人が出鼻を挫かれたのではないだろうか。
かくいう僕もその一人で、普段から「鑑賞メモ」を取りながら観るスタイルなんですが、なんせ「丐幇(かいほう)」「幇会(ほうかい)」日本の常用漢字には無いような漢字が次々と字幕に踊るたびに(・・・何て読むん?)と心の中で呟くこともしばしば・・・(笑)
でも見進めていくうちに、不思議なもんで段々とその世界観が馴染んでくるんですね。
読めない漢字は自分なりに心の中で勝手に読みやすい「るび」を振って、その自己流の読み方で通せば何とかなったし(笑)

これは中国の武侠小説(映画)という大前提のベースがありながらも、物語的には「マサラムービー」によくある「実はお前だったんかい!?」的な王道展開や、爽快なカンフーアクション、更に最後の方は「北斗の拳」や「魁!男塾」のようなぶっ飛び展開などなど、僕の色んな「好き」が詰まっていました。

あとはちょっと内容にも触れちゃうので、フィルターかけて「宋」の時代へタイムスリップします。
dm10forever

dm10forever