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テイラー・スウィフト:THE ERAS TOURのISHIPのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

僕はTaylor Swiftというミュージシャンのことをよく知らない。認識している曲は片手で数えられる程度、そのくらいの距離感だ。でも今回の映画が公開されると知った時から、どうしても観たくなってしまい映画館に行った次第である。なぜそんな衝動に駆られたのかと言うと理由は明白で、Taylor Swiftは僕が言うまでもなく、今世界で一番人気のあるミュージシャンと言って良いだろう存在であり、このTHE ERA TOURが2023年を代表するステージであるからに他ならない。
それで、観た感想の大まなかなものと言えば、世界一人気のあるミュージシャンのこれまでのキャリアを総括したとも言える最強ステージだった。アルバム毎にまさに"時代" として代表曲なのかな?それを惜しみなく披露する。ただ、今回のステージはただ過去を振り返るものでは無い。テイラーは、過去のアルバムを再録し発表し続けている(これはレコード会社との問題が大きな制作理由であるようだが)。また、リリース順に演奏されるわけではないのもそう感じる要因だろう。それも相まって、どのアルバムの曲も彼女の過去のものというより現在の彼女が表現するものとして伝わってくるような気がした。
もちろん音楽だし、好みはあるし、僕自身彼女の曲が全て好きなんてそういう訳では無い。だけど、彼女は世界一のポップスターであることを請け負っている、その姿がありありと映っているし、カッコよく、可愛く、そしてどこか偶像的な哀しさ…と言っていいのか分からないけど、全て映っている気がして。
このERAの最強のポップスターの最強のステージを劇場で観られるなんて最高すぎる。実際アメリカではめちゃヒットしてるらしい。少しでも彼女の存在が気になる人は観るべき作品かと。
あと、2024年2月の東京公演に僕を連れてってくれ。誰か。これは観なきゃダメなやつだろう。チケットプリーズ。
余談として。元々好きだった曲だが、今年観たドラマである「the bear S2」で使われたせいもあって「love story」でウルってなっちゃう人になった。ウルってした。東京ドームでリッチーのように歌わせてくれ。頼む。
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