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テイラー・スウィフト:THE ERAS TOURのokadunkのレビュー・感想・評価

4.7
音楽史上最大の興行収益を記録したTaylor Swift の集大成ともいえるERAS TOUR の映画版。こちらも映画の収益だけで1500億円を超える見込みだという。日本で最高記録が鬼滅の刃の400億円なのだから、ただのライブ映像としても異例の成績だ。

見てきた感想としては、はっきり言って史上最高の音楽映画だった。おそらく他のミュージック映画と比較してダントツで素晴らしい。ラストワルツやワンプラスワンといった名監督が撮影した映画もデヴィッドボウイやジョンレノンなどもドキュメンタリー映画とはレベルが違う。
エラスツアーを見て気づいたのだが、音楽映画のおけるナレーションや生い立ちの説明はただのノイズ。不要。そんなの野暮でしかない。すべて音楽で表現してほしい。デヴィッドボウイとベルリンの壁なんて「HERO」のライブ映像だけ流せばいい。それ以上の説明はトイレに流していいって教わった。

またエラスツアーはテイラースフィウトのベストといっていいセットリストなので怒涛の勢いで最初っから最後まで続いていく。テイラースフィウトはその間、ステージ上で踊るだけでなく、ギターも弾いて、ピアノも演奏する。歌って踊るビヨンセとは違う。テイラースフィウトは自分で演奏するアーティストなのだ。

当たり前だが、美貌も凄まじい。生きるバービーちゃん人形とデビュー当時から言われていたが、テイラースフィウトだけで映画「バービー」よりバービーをしているとすら思った。もし女神って本当にいるのならばテイラースフィウトでいいじゃんって本気で思った。チケットが当選した東京ドーム公演が本当に待ち遠しい。

最後に苦言。声出しOK上映だから文句言えないが、日本人おじさんはヘタクソな歌で歌う上に、なんでコールアンドレスポンスやサビだけでなくぜんぶ歌おうとするの。歌ってもいいけど、発音と音程はせめて合わせてほしい。字幕でてから歌うから遅れているし、下手すぎる。どうにかしてほしい。本番の東京ドームで日本人おじさんが歌い出さないか心配でしょうがない。
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