いやーひどい映画だった！！（褒め言葉）
まさに悪VS悪。最近こういう役が多い気がする岡田将生のサイコパス殺人鬼ぶりは流石ですが、それに勝るとも劣らない悪童ぶりを見せる羽村仁成の演技の素晴らしさよ！
前半から様々な布石が打たれているため、二転三転するストーリー展開にも唐突感はなく、かなりわかりやすく丁寧な作り。それだけに役者陣の演技の良さが光ります。
映像面では時折人物と背景の動きが合ってないような、まるでロボットが歩いているような不思議なカットがあり、不気味さが際立っていたのが印象的でした。
監督から過去作にひっかけて「怪獣も死神も出てこない映画」と卑下するような冗談も出ていたようですが、これはある種の怪獣映画、しかも怪獣対決もの。
金子監督らしい一種のゲテモノ映画ではありますが、ゲテモノ映画大好きなので非常に楽しめました。
ちょっと刺激的な映画に飢えているあなたにはオススメの一本です。
