このレビューはネタバレを含みます
岡田くんを見に行って、岡田くんを見たんだから、良いといえば良いのだが……｡
それにしても沖縄はフトコロが深い！閉鎖的な小さな社会で、ひとつの財閥のおかげで皆が暮らせて、警察とも報道ともズブズブっていう設定を沖縄でやることをよく受け入れたな！
そしてこの物語は､完全犯罪がいかに難しいか、ということを描いているのだが、どんなに緻密に計算しても、不確定要素がジャマをするもので､本作でのそれは、「オンナゴコロ」ではないだろうか。「恋する乙女心」と「母心」は計算の斜め上を行く。それに気付いた時にはもう足元をすくわれていて、破滅するしかない状況に追い込まれているのだ。今回は残念だったが､キミはまだ若い。これから何度でも(完全犯罪に)挑戦していけるだろう。一度や二度の失敗がなんだ、健闘を祈る！！
