360°カメラが回ることによって映像はカット割を失って弛緩し、フレームの枠を飛び越えて全てを映そうとするが故に実像を歪めた、のだと思った。でも湖に浸かって語らう彼らが美しすぎて、そのカメラの虜になった。Kelela『Raven』の音楽のkickみたいに粘性のある鉛みたいな湖。映っている彼らは自分たちの美しさにきっと気づいてない。あのゆらゆらと揺れるカメラがロングショットで捉えるから、彼らはあまりにも美しいの…猿が横切るのを映す長回しのあと。ぐるぐると360°回り出したカメラがコーヒーカップみたいに止まらなくなって、森と植物細胞を繋げてしまった。あと思ったのはペルー🇵🇪?で過ごすクィアな彼らの語らいについて。豊穣な彼らの精神世界と、政治への厳しい眼差し。世界規模で見ればピラミッドの上澄みにいるであろうわたしは、彼らから発される言葉を無意識に見くびってたんだと。
とりま爆アゲ天変地異って感じでした、、