matutake32

ありふれた教室のmatutake32のレビュー・感想・評価

ありふれた教室(2023年製作の映画)
3.9
'23ドイツ映画賞 長編映画賞作品賞
'24' 96アカデミー賞 外国映画賞 ノミネート作品

女性(男性)教師 女性(男性)片親 の違いはあれど
ドイツ版「怪物」(是枝監督)、または前日譚として
見るのも面白いでしょうね。キャラが同じです。

ポーランドからの移住者の設定ですが 年齢から推測
しても第二次大戦は無関係ですが 日本で言えば韓国
からの在日三世?くらいの先生なので盗聴されていた
国の人が盗聴盗撮してしまうと言う設定が 男性教師
の中東移住者に対する差別設定も相まって 複雑な相
を成す作品でもあります。と言うのも校内新聞を作る
年長学生たちの告発ジャーナリズム感が半端ないから。
それがドイツ映画賞たる所以かもしれません。

これが統一ドイツにおける日常ならば やはり日本は
島国も相まって人種差別や民族差別は薄い幸せな国
なのでしょう。貧富の差も欧米程大きくは”なかった”

それが昨今の議員の裏金や納税特権をつらつら見るに
つけて格差の拡大は差別の拡大も伴うと言えるかも。
(あくまで個人の感想なのでスルーして下さい。)
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