デルタ

ありふれた教室のデルタのレビュー・感想・評価

ありふれた教室(2023年製作の映画)
3.5
🇩🇪ドイツでは、昨年5月に公開。
第73回ベルリン国際映画祭で、国際映画芸術連盟(CICAE) アートシネマ賞とヨーロッパシネマレーベルで受賞、
昨年のドイツ映画賞では、『西部戦線異状なし』を抑え長編映画部門金賞、他4部門に輝いた作品です。
監督であるイルカー・カタクさんが、学生時代の経験からインスピレーションを得て書かれた脚本。
ドイツの学校で、理想主義的な教師が直面する現実。
学校の教育制度や規則、構造的人種差別を“現代社会”に見立て、観ている側に、社会の在り方とは何かを問いかける。

今のところ日本では、人種差別はそれほど目立つ存在ではありませんが、近い将来、日本でも社会問題となり得ると思います。それは人種に限らず、格差などのあらゆる面においても。
デルタ

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