夜映画館たまたま短歌が言えるよ

ありふれた教室の夜映画館たまたま短歌が言えるよのレビュー・感想・評価

ありふれた教室(2023年製作の映画)
3.5
この先生はいい先生だ。
でも校長や他の先生を攻める気にもならない。学校にはいろいろな生徒がいて、全体のことを考えなければならないからだ。

文化の違いだろうか、クラスメートからの誹謗に「そこオスカーに自ら反論させる?」と思うシーンがいくつかあった。日本なら教師が全否定してオスカーをかばうはずだ。確かに、大人になったら誰もかばってくれないので自ら反論することは大事なのだが。

また、担任は間違ってはいないのだが、根回しが足りないと思うことが度々あった。仕事って、根回しが大事だとつくづく思う。根回しなんて言葉がドイツ語にあるのだろうか(笑)


十数年前、同じくドイツで小学校教師になったトルコ系の友人がいた。彼は短期間で辞めたそうだ。学級崩壊のような状況に嫌気がさしたらしい。彼を懐かしく思い出した。