千里

ありふれた教室の千里のネタバレレビュー・内容・結末

ありふれた教室(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

トレイラーに惹かれて鑑賞。教職がどれだけ大変な仕事なのかがよく描かれていた映画だった。1:1の人間関係だって難しいのに、1:多を相手にしなくてはいけない。次々に起こる問題。頭がどうにかなりそうなもんだけど、それでも毎日一生懸命生徒に向き合う主人公。強い人なんだなって思う。

勝手に同僚を隠し撮りしてしまったことは主人公の落ち度だとは思うけど、それ以外の対応は出来る範囲で誠実に頑張っていたと思う。学校第一に考える校長、面白がって結論を急かす同僚たち、生徒一人一人と向き合いすぎるなと忠告してくる同僚、バランスを崩して崩壊していく生徒たち、とにかく説明しろと追求してくる保護者。もう本当どうにかなりそうだなと...。

でも一つずつ誠実に対応していくしかないし、ラストシーンまで生徒のことを思ってときちんと向き合おうとする主人公のような教師がどれだけいるのだろうかと問われているかのようだった。
千里

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