ニ

Somebody Comes into the Lightのニのレビュー・感想・評価

Somebody Comes into the Light(2023年製作の映画)
-
スコア付けない方が良い気がするなあ。
初の東京国際映画祭!
ワールドプレミアだって^_^

一見、怪しげな動き。だけど見入ってしまう。見てるとたぶん、田中泯の意識は爪の間まで通っているのかなと思わせるような、繊細で力強い身体。いつか生でば踊りみたいなあーーー。

上映前舞台挨拶。田中泯登壇。初、実物の田中泯。やっぱり、佇まいが、圧倒的にかっこいい。

☟田中泯コメント(覚えてる範囲で)☟
踊りはその場で終わらなくちゃならない。
フィルムの時代は踊りは映像に映らないとよく言っていた。そこに写っている踊りに、私の中のものはどこに行っちゃったの?と感じたから。
編集できるようになったから、名付けようのない踊りの時犬童さんにも言ったけど、撮った踊りをバラバラにカットして、順番もめちゃくちゃ。好きなように編集してください。踊りを再構築してくださいといった。今回もヴェンダース監督に同じようなことを伝えた。その時に感じた、見た踊りを再現しようとしないでくださいと。
だからこれは私がその時踊った踊りとはまるで違うもの。いわばヴィム・ヴェンダースの踊りである。これをみて、私ももう一度踊り直しているような感じ。
今日これから観る皆さんにも、それを分かっていてほしい。
ニ