白黒ダンスの本作二回見てしまった（というか見たい映画の前編として付いてきた）。田中泯さんの踊りを見つめるショートフィルム。ヴィム・ヴェンダースは『ベルリン天使の詩』で心をわしづかみにされたが、味のあるジジイが大好きなのは、刑事コロンボを天使に起用したわけだから、それが証明している。

そもそもが「味のあるジジイ」でピュアな心を持った人、がヴェンダースの一番描きたい素材なわけだから、田中泯さんというダンサーは正しくそのものを体現していらっしゃる。

東京国際映画祭2023年　18本目

• #ダンス
• #ショートフィルム

【踊りの儀式】【東京国際映画祭】
■あらすじ
ダンサー・田中泯とヴィム・ヴェンダースの美しいセッション。映画『PERFECT DAYS』のスタッフが生み出した詩情あふれる映像。言葉より以前にあったものがそこにある。ワールドプレミア。

■みどころ
ミュージックと併映された短編映画。

田中泯の踊りを見せる儀式的な作品。
神秘的な映画だなぁという感想以外はあんまり出てきませんでした。

「PERFECT DAYS」を観たらまた評価が変わると良いですね。

• #TIFFJP

ヴィム・ヴェンダースが『どうしても田中泯を撮りたい』と、「PERFECT DAYS」のスケジュールを変更してまで撮影。
その後、本編に入れられずに短編映画として編集された作品。

『僕の踊りは映しても映らないよ』という田中泯さんの超絶かっこいい言葉も頷ける、唯一無二の映像。

『楽しませるだけが踊りじゃない』
『喜怒哀楽全てがある』
と、田中泯さんが言っていた。
奥が深い。

• #新劇なくいら2023
• #TIFFJP2023