レビュー漏れ。
東京国際映画祭2023 ⑩
台湾発の青春映画。
ラン監督の恩師である陳俊志(ミッキー・チェン)をモデルとした作品とのこと。
陳俊志の「非婚という名の家」が2005年のTIFFで上映されたことがあり。劇中でもTIFFが出てくるのは嬉しい。
LGBTQに関するドキュメンタリーを撮り続けた陳監督は既に亡くなっているけど、この作品に彼の遺志が引き継がれているよう。
テイストとしては「あの頃、君を追いかけた」っぽいコミカルさもありつつ、LGBTQ要素が多分に含まれてる。
問題児の主人公とその親友、巻き込まれる優等生、問題児が惚れてる女子と予備校の先生。
時代が時代なだけに、白い目で見られるトランスジェンダーの人たち。
主人公や周りがどのように彼ら、彼女らを受け入れていくのか。
日本でも公開して欲しいくらいの良作。
公開されなくてもJAIHOあたりで配信してくれそうな予感。