外国映画で誰かわからなくなる君

オールド・フォックス 11歳の選択の外国映画で誰かわからなくなる君のレビュー・感想・評価

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2024年4月17日丸の内TOEIにてシャオ・ヤチュアン監督、門脇麦登壇の試写会で鑑賞。
 門脇麦さんが本当に台湾人の役で頑張っていてこれでは日本人を起用した意味がないくらい台湾人(門脇麦を起用した意味はある)。
 1990年の物語で主人公のリャオジエ少年と同世代なので出てくる小道具が懐かしい。トースター、カセットデッキ、ガス給湯器、ニンテンドー、カーステレオなどなど。見覚えあるわ。
 少年が美少年でもブサイクでもないんだけど、泥酔した父親を介抱し一人でお風呂の準備をしたりとしっかり者でかわいい。
 格差が拡がる時代に誠実な父親のようになるか非情な金持ちのようになるか、夢があるだけに少年がの気持ちが揺れ動くんだけど、これは普遍的な物語にならずに時代や政治のせいにできる時代が来るといいなと思います。
 劇伴もすごくよかったです。