グラフィックノベラー，脚本家，小説家志望の学生三人が，お金貯めてハワイ旅行に．その夜キャンプ・ファイヤーを囲んで・・・とくれば怪談が語られるのは必定でございましょう．こんばんわ．三遊亭呼延灼です．
序盤でストーリー・ゲームなるアプリが登場します．タイトルにもかかわらず，ほとんど意味はございません．3つのキーワードを出す為だけのアイテムで，そのキーワードも2話目，3話目となる意味をなさなくなります．そこから導き出される解答は，「脚本が全体的の甘い」でございます．
次々と語られる物語に深みがございません．せっかく本邦の都市伝説や怪談（花子，口裂け，番町皿屋敷）がモチーフになっているのに，表層をサラッとなぞっただけなので，すごく残念でございました．冒頭のかごめかごめも物語に貢献することはございませんでした．怖い意味があるとの解釈もあるかごめなんですから，そこはもっとちゃんと利用してほしかったですね．
そんなスカポンタヌキ(©ヤンマ総長)作品ではございますが，アヤカ・ウィルソンが可愛かったので，そこだけは評価いたします．
