ゆみモン

警視庁物語 謎の赤電話のゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

警視庁物語 謎の赤電話(1962年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「警視庁物語」シリーズ第18作。シリーズ24作の中で本作のみがなぜかU-NEXT配信に無く残念だったが、AmazonPrime Videoでレンタル視聴出来て良かった。

身代金目的の児童誘拐事件の話だが、吉展ちゃん事件より前だということに驚いた。
逆探知のために通話を引き延ばすシーンは現代でもよく見るが、当時の原始的な通話元を探知しようと電話局員が必死で駆け回る描写は興味深かった。指紋採取にしても大変だったろうと想像できる。
後半の身代金受渡しの場面は、家族から警察の関与を断られて了解するが、実はこっそりと追跡していた。犯人にも身代金を持った姉にも見つからないように…という追跡劇は緊迫感があって面白かった。

ただ「謎の赤電話」というタイトルは内容にふさわしくないと思う。