このレビューはネタバレを含みます
とても演劇的な作品だと感じました。
映画と演劇は全く別物で、相容れない関係なのかと思っていたけど、映画でも演劇的な表現を使うんだなぁと思って不思議な感覚でした。
演劇を観てる時は現実ではないと分かりながらも生身の人間がそこにいる事で得られる没入感があるが、映画は映像という観ている媒体が生き物じゃないからこそ、日常的な表現に没入感を覚えるが、少し嘘っぽい(言い方悪いかな)感覚がある映像だと、一歩引いた目線で見れるのが助かった。
非現実さが全面に出ているけど、でもこれは現実で、非現実さが出ているからこそ目を背けないで見れる作品でした。